膵炎、糖尿、そして日々想う事

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スバル検査員不正問題に思う事

投稿日:2017年10月28日 更新日:

自動車_修理

日産自動車に続き、SUBARU(スバル)でも資格のない従業員が完成検査を行っていたことが発覚した。
日本が世界に誇ってきた品質への信頼は大きく揺らぎ始めている。
スバルによると、30年以上続けられた検査不正は、社内規定の不備が原因。今後、誤った運用がされないように規定を見直すが、「(社内で)まずいとの認識が全くないままきてしまった」(吉永社長)という。

神戸製鋼所データ改ざん事件に想う事 で書いたが、スバルでもこのような不正が発覚してしまった。これは、「神戸製鋼所」のようなものではなく、「日産自動車」のそれに近いものであろうか。

特に自動車会社のように、国土交通省に届出はなされてはいないとは思うが、私の関わった工場(大きな会社内の工場)でも、「検査員」資格を持った従業員による検査が行われていた。

ここでの検査員の資格とは、社内で研修を受けた者に与えられるもの。数日間の座学に加え、実技による講習もあった。ところがその座学や講習は、それほど特別なスキルが必要なものではなく、普通に勤めていれば誰でも合格できる程度のものであったように記憶している。

スキルよりも、実務経験年数や勤続年数の方が優先され、例えば勤続3年以上だとか、そんな感じで合格できてしまう。パート労働者であっても、講習を受ければ資格認定は可能であった。

実際の検査業務は、勤続年数3年でも10年でも大して変わりはない。3年でも質の高い検査ができる人もいれば、10年勤めていても、余り進歩していない人もいたように思う。

私の記憶が確かなら、その工場において、「検査員」制が導入されたのは、ISO9001の認証取得を行ったときの事であったかと思う。

その工場では、有資格者が基本的には検査を行うのだが、無資格者でも検査は可能であった。ただし、無資格者が検査を行った場合は、有資格者が最終チェックを行う、といった方法をとっていた。

その場合、ハンコは無資格者の印の横に並べて、有資格者の印が押されていれば、それは出荷認定されることになる。そんなルールになっていたかと思う。

スバルの「検査員」制とISO認証取得との関連性については不明。取得以前から行われていたものかもしれない。

国際ルールも大事だけれど…

自動車_

ISOとは国際的に共通な品質マネジメントのことで、これを取得していると、「品質管理がなされている」とか「品質が高い製品を作っている」とかのイメージを持ってもらえる。

各企業がこぞってこれを取得したのは、国際競争に勝つため、製品の受注拡大を図るため、であったかと思う。だからと言って、本当にしっかりとした品質管理がなされているかどうかは、各企業の取組み方によると考えている。

ISOを取得する際や、監査を受ける際はそれなりの時間を取られる。それぞれの従業員が、本来の業務やスキルアップに加え、これらの対応に忙殺されることになる。

最近話題の長時間労働と関連している場合もある。眠い目をこすりながら検査して、見落としでもあった場合の事も考えてみると、どちらがどちらとも言えないかと思う。

日本製品の品質が本当に下がっているのかどうかは判らない。少なくとも、私の経験からは、ISO認定取得の前後で、何か変わったことがあったとは思えない。日本製品はISO取得以前から、元々品質は高いと評価されていた。

「ISOを取得している先進欧米国」の製品と「ISO認定を受ける前の日本企業の製品」とを比べた場合どうであろう。

決められたルールは守らなければならないが、国際ルールがすべてだとも思わない。

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