糖尿病体験メモ 回顧録

2-1.糖尿病発症 初期症状と食事見直し

頻尿でトイレへ

最初変化に気づいたのは、通勤のため最寄り駅を降り外に出た時。目の前が白っぽくて靄がかかった様に見えた。

さらに、勤務先に向かって歩き始めた時、若干フラついている感覚があった。ちょっとアルコールに酔っている感覚に近い。毎日ではなく、3日に2回とかの頻度で起こっていた。

症状は、頻尿と足のこむら返り

何日か経った後、トイレが近くなった。のども乾き、頻繁に水分補給するようになった。日を追うごとに酷くなり、仕事にも影響するようになって来た。

量も多くなった。水分補給した量よりも多いんじゃないかというくらいの多さだ。それに加えて勢いが物凄い。便器から跳ね上がるように飛び散る。

それに合わせて無性にのどが渇き、さらに水分補給。酷いときは、1時間に一回とかの頻度で、トイレに行くようになっていた。

それと似たようなタイミングで、夜寝ているときに足が攣るようになって来た。所謂こむら返りだ。

起きているときは何とも無いのに、横になるとそれが起こる。ちょこっと足の指先を曲げるだけで、固まった様になってしまう。

場所はいろいろで、指先であったり、ふくらはぎであったり、膝の裏側だったり。普通攣ったとしても、揉んだり曲げ伸ばししたりすれば治って来るのだが、全然戻らない。

足が攣って、トイレが近くて、ほとんど眠れなくなっていた。唯一の救いは、トイレのために起き上がって、行って帰ってくると、足の攣りが治っていること。しかし、横になるとまたすぐに攣ってくるのだが。

体重も落ちてきた。5kgほど落ちた。風呂に入って、洗いながら自分の体を見ると、お腹がしわしわでダラッとしている。

昔夏祭りなんかに出ていた水風船が、時間が経って萎んでしまったかの様。

原因は、炭水化物か膵炎か

症状をネット検索

仕事に支障をきたす様になっていたので、ネットでこれらの症状を調べてみた。糖尿ではなかろうかと判るのに、それほどの時間は掛からなかった。糖尿か・・。

それにしても事ここに至っても、まだ病院に行く気になっていない。自分で何とかしようとしていた。

糖尿といえば、食事と運動であるとネットに書いてあった。まずはこの辺りから見直すことに。運動は、1駅分のウォーキング。大体3~40分くらい。時間帯は職場からの帰宅途中。

やり始めると案外負担は感じず、かえって雨なんかで歩けない日は気持ち悪くて落ち着かなかったりする。結構長続きしそうではある。

2018.04追記:
この時期(発症当初)の運動について。

糖尿病で脱水しているときに、運動して汗かいてさらに脱水を促すようなことは避けるべきであった。先ずは、早期の病院受診を優先させるべきであった。

問題は食事で、最初はこれが原因の一つだと考えていたのだが、まずは飲み物。糖質が入ったスポーツドリンクをよく飲んでいたように思う。

頻尿、のどの渇き、水分補給の繰り返しの時に、糖分入りスポーツドリンクか。これを、水または麦茶に変えた。

食べ物については、膵炎なので脂肪やタンパク質は多く食べられない。その物足りなさを補うのに、炭水化物を増やしていた。

例えば、うどん乾麺1.5束とか。米茶碗大盛りとか。これを、うどんやそばであれば1束に、ご飯は茶碗に軽く一杯に変えた。これは結構つらい。

ネットで、いろいろ調べているうちに、慢性膵炎の延長線上でも糖尿になることが分かってきた。また、同じ糖尿でも、Ⅰ型・Ⅱ型・その他糖尿病など、いろいろな種類があることも分かって来た。