糖尿病体験メモ 回顧録

2-4.眼底検査の日にはじめての低血糖

血糖値データ

血糖値の測定結果を記録しなければならないのだが、病院で渡された「自己管理ノート」は手書きであり、しかも推移が分かるようなグラフもない。

いくつか、血糖値管理のソフトは存在していたのだが、何故か、excelで自作する気になった。自分にだけ分かれば良いし、マクロなんぞ組めない。表計算機能とグラフ機能だけで作った。見てくれは気にしない。

・月内における血糖と、体重・体脂肪率の推移
・半期分の血糖・HbA1c、体重・体脂肪率の推移
・半期分の月毎の起床時・就寝前の血糖値平均の推移

低血糖

低血糖の症状

最初の受診の時、糖尿病の合併症の一つである網膜症の検査をするため、眼底検査の予約を入れてもらっていた。

検査当日の朝、トイレに行ってそろそろ血糖値を測ろうとしていた時、異変に気付いた。

・腕が縮こまる感じ
・両手の震え
・冷や汗
・気怠さ

だんだん酷くなる。もしかしてこれが低血糖なのか。血糖値を測ろうとしても、手が震えて、センサーを取り落としたりしてうまくいかない。

センサーと針を処分するためのペットボトルをどこに置いたのかもわからない。自分が何をやっているのかわからなくなって来る。

血糖値51。低血糖だ。手元に置いてあった、ブドウ糖の錠剤をかみ砕いた。しばらくじっとしているしかなかった。

15分後、30分後、1時間後と何度か測り、90を超えたあたりで気持ちの上では落ち着いてきた。

しかし、低血糖の症状は、緩くなってきたとはいえ、まだ続いていた。ブドウ糖は、5g入りを2包ほど飲んだような気がする。

その症状は、完全にはなくならないまま、眼底検査に向かった。インスリンは、一度低血糖になったので、2単位分減らすことになった。

眼底検査

眩しい

病院に着いても、気怠さはまだ残っている。あれから3時間以上経っているのに・・。
まずは、視力の確認などの事前検査が行われる。その後、瞳孔を開く目薬を差して、数10分待つ。呼ばれて検査室に入った。

医師に、「上見て」「右斜め上見て」「右見て」「右斜め下見て」「下見て」と言われるまま、順番に眼球を動かしていって、「左斜め上見て」で終わる。

意外に早く終わった。結果は、問題無し。また半年後に来るように言われた。

問題なのは、帰宅途中。とにかく眩しい。検査前に、瞳孔を開く薬を点眼されているので、4時間ほどは、眩しさが続くそうだ。車の運転は当然NG。

歩道を歩いているだけでも、ぶつかりそうになる。腕を上げて日差しを遮るように前に進む。なるべく日陰を見つけて歩いた。

予約制じゃなくて、曇りや雨の日を選んで検査できるようになればいいのに。次回からは、サングラスでも持っていこうか。