0-0.ダイエット回顧録
急性膵炎になるもっと前の話。
学校を卒業して社会人になってから、10年ほどかけて徐々に体重が増加し、85kg超えしたことがある。
仕事のストレスやなんかで、いつの間にか暴飲暴食を繰り返すようになっていた。ポテチやアーモンドチョコレートをツマミに、それなりの量のアルコールを摂取していた。
牛丼屋とか蕎麦屋では大盛りにすることが多く、ラーメン屋ではダブル炭水化物は当たり前。
結果体重は85kg以上にまで増加し、社会人になりたての頃着ていたものは全く使い物にならなくなっていた。
健康診断では、特に肝臓関連の数値が正常範囲をかなり超えるようになっていた。血糖値はそうでもなかったように記憶している。
周りから「やせた方が良い」「ダイエットした方が良い」などといろいろ言われたし、自分としてもこれはまずいと。
一念発起、ダイエットに挑戦することにした。直接のきっかけは、会社の先輩だったか上司だったか忘れたが、なんかパワハラまがいのことを言われたからだったか。
そのころ行ったダイエット
とりあえず歩くことにした。
・会社帰りにひと駅前で降りて約40分。
・ipodを聞きながら、可能な限り速足で。
・息ハアハア心臓バクバクしない程度に。
・出勤日は雨でも降っていない限りはほぼ毎日。
食事は、今考えるとプチ糖質制限みたいな感じだった。
・ダブル炭水化物と大盛りは止める。
・ご飯は通常は半ライス。
・夕食はご飯抜き。
・タンパク質はチーズを多めにしていたような。
自己管理は、体重と体脂肪率測定。
ただし、アルコールは量を減らした程度で、人並みには飲んでいた。
ダイエット後
その結果、1年ほどかけて65kgくらいまで体重が減った。血液検査でも、大体の数値が範囲に入るようになった。
今度は服が大きすぎるようになってしまった。スーツや礼服、普段着なんかも全部買い替えなければならなくなってしまった。
この後しばらくは良かったのだが、油断したのかご飯の量が通常に戻り(大盛り・ダブル炭水化物の禁止は継続)、つまみのポテチが復活、ウォーキングもサボりがちになった。体重測定も止めてしまった。
そのためかどうか、若干リバウンドした。
この後数年が経って、1-1.急性膵炎発症 症状と間違った対応 のような事になっていく。
あの頃のダイエットと似てきたが今後は?
急性膵炎、慢性膵炎、糖尿病を通過。あの頃のダイエットとそっくりなことを今やっていることに気付いた。
ウォーキングはあの頃とほぼ同じ。
食事は急性膵炎以降、脂肪タンパク質の量は控えるようになっていて、あの頃よりも少ない感じになっている。
炭水化物は、あの頃よりは多くなっているのだけれど、計量を実施しているので、通常よりは少なくなっている・・筈。


にもかかわらず、2018.07時点で体重は増えてきている。
リパクレオンで消化が良くなっていて、吸収の能力が以前と変わらないとなれば、65kgから70kgの間までは増える可能性はあるということだろうか。
まだ炭水化物の減らし方が足りないとか。
良く膵炎の人は、糖質制限には向かないという事が言われている。これは、糖質制限が、糖質を絞って脂肪・タンパク質で補うもの、ということから来ている。
膵炎の場合、アルコールや脂肪・タンパク質の大量摂取によって消化酵素が多く分泌され、それによってすい臓自身が炎症を起こす。(自己免疫型はまた別の原因らしい)
つまり、炎症を起こすような慢性膵炎の時は、脂肪・タンパク質は絞ることが必要。従って糖質制限は向いていない、ということ。
ただ、どうなんだろう。(膵炎は個人差大きいし)
慢性膵炎は非代償期に入ると、消化酵素もインスリンも自己分泌は枯渇してくる。こうなると、炎症を起こす要因が一つ減ることになる。
むしろ、脂肪タンパク質は多めに摂取し、足りなければリパクレオンのような消化酵素を服用しないと、栄養不良になる可能性がある。
ということは、「糖質制限には向いていない」というのは、慢性膵炎も非代償期になった時は変わってくるのかどうなのか。
【非代償期】
1日摂取カロリー:標準体重(kg)×30kcal
以上と摂取カロリーは高めに設定する
1回摂取量を少なめに頻回の食事
脂肪量:40~60g/日バランスのとれた栄養改善を図る
糖尿病合併時には炭水化物は制限せずにインスリン量で調節する
蛋白質は多めに摂取する
脂肪摂取は過度に制限せずに、膵消化酵素薬で脂肪便をコントロールする
引用:慢性膵炎の 生活指導と栄養管理
今のところ、「非代償期では糖質制限しても良い」という情報は見当たらないので、今やっている以上のことはできない・・のか。
HbA1cは6.0-6.5くらいなので、あまり深刻には考えていないけれど。
病気体験メモ 回顧録