自分であまり料理はしないし、細かいカロリー計算や、炭水化物量の計算は行っていないので、レシピや写真をここに載せることはできないのだが、自分が今どうしているかについて書いていく。
膵炎と糖尿病はそれぞれに食事制限がかかっている。両方を満足するのは、なかなか面倒で、あまり細かいことを気にしてストレスをためてしまっても良くない。
急性膵炎で入院した時に言われたことは
・アルコール厳禁
・脂肪制限
・カフェインや香辛料は避ける
・タンパク質は適度に
という事であった。
*しかし、慢性膵炎が非代償期に入っている場合は
バランスのとれた栄養改善を図る蛋白質は多めに摂取する脂肪摂取は過度に制限せずに、膵消化酵素薬で脂肪便をコントロールする
とある。
糖尿病の場合は、
・炭水化物制限
・「食品交換表」にもとづく食事療法
・食べる順番は食物繊維を先に
という事であった。
これらを満足しないといけないことになる。先に書いたように、細かい計算などは行っていない。炭水化物を一定量に抑えるようなことをやっている。
膵炎の時は、物足りなさを炭水化物で補っていた。糖尿病になってしまったので、そのままの状態で、炭水化物量だけを減らしただけのような格好になっている。
脂肪・タンパク質は、その大きさ、つまり見た目?で判断している。膵炎での制限があるので、元々それ程食べられるわけではない。その延長線上での制限をしている。
糖尿病で入院していた時、出てくる病院食には、食事とともに、トレーの上に、紙のカードのようなものが乗せられていた。そこには、それぞれの食材のカロリーや栄養素と、その量などが書いてあった。退院直後はそれを参考にしていた。
残念ながら、その紙がどこか変なところに入ってしまって、見当たらないので、ここに載せることはできないのだが。
炭水化物の目安
その紙では、炭水化物量は、70gくらいになっていたので、大体その前後10gの範囲に入るように制限している。
いわゆる「低糖質」とか「糖質制限」というのとは違うが、カロリー制限というのとも違うような気がする。(というかいい加減なだけか・・)
主食の炭水化物量の目安は、白米はネット上で拾ってきた数値、乾麺は自宅にあったものに表示されていた数値。
炭水化物 | ||
白米 | 180g | 66.8g |
うどん乾麺 | 100g | 71.5g |
そば乾麺 | 90g | 64.1g |
パスタ乾麺 | 100g | 72.0g |
うどん・パスタは若干多めなので、ここから1-2割減らしている。白米は、そのまま白米の場合もあるが、嵩増しのため、麦を入れたり、雑穀米にしたりすることもある。
炭水化物はこれだけではなく、野菜でも、イモ類やカボチャ類は多く含まれている。ジャガイモであれば、100gで炭水化物17.6gとか。
これらが食卓に含まれる場合は、主食からその分を減らすようにしているが、これも計っているわけではなく、だいたいの見た目だけれど。
とんかつなどフライ・揚げ物はそんなにしょっちゅう食べるわけではないが、衣はパン粉や小麦粉だったりするので、中身だけ食べるか、その時の気分によって、主食をその分減らしたりしている。
麺類
麺類は、素麺やかけうどんにはせず、キャベツやニンジンなどの野菜を多めにして、豚肉や鶏肉などを加えて、麺つゆで煮て、けんちんうどんや、けんちんそばのようにして食べている。汁は薄めに作るか飲まないか。(糖尿病の人は、麺類はなるべく避けるのだろうけれど)
パスタは、パスタソースは市販のパウチものだが、なるべく、どろっとしたものではなく、さらっとしたものを選ぶ。別皿にキャベツの千切りか、レタスをいれて、食物繊維を先に食べられるようにしている。
補食・間食
物足りないときは、補食・間食を行っている。ウォーキング前などは、少量のクッキーやクラッカーなどを補食として摂っている。他間食が必要であればナッツ類。アーモンドであれば、5粒くらいか。それ以外なら、片手にかるーくのる程度。塩分の多いものは避ける。
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以上こんな感じだが、慢性膵炎が進んでしまい、消化酵素が枯渇してくると体重減になってしまう。こうなると外から消化酵素薬を飲まなければならなくなるか、又は、脂肪やタンパク質を多く摂らなければならなくなる。
血糖コントロール、すなわちインスリン量も変わってくるかもしれない。今でも、月の医療費が8-9000円かかっているのだから・・。このままなんとか行ければいいのだが。
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2018.05追記
食後血糖値のピーク、HbA1c上昇に対応するため、
炭水化物量は70g前後 → 60g前後に変更した。
病気体験メモ 回顧録