慢性的な疾患があって、定期的に通院している場合、処方箋の内容はほとんど同じになるのではないか思う。
診察も「体調に変化は?」「特には」など5分程度で終わることが多い。
しかも、待ち時間が多くて非効率的。患者側の生産性が低くなってしまう。
私の場合、
受付で待たされ
採血で待たされ
診察で待たされ
測定用センサーなどの受け取りで待たされ
会計で待たされ
さらに院外に出て、薬局で待たされることになる。
以下の報道は、オンラインで診察から薬の受け取りまで一貫して在宅で出来るようになるというもの。
厚生労働省は患者が自宅にいながら処方薬を入手できる仕組みを作る方針を固めた。
スマホなどオンラインでの服薬指導を全国で認め、将来は診察から薬の受け取りまで一貫して在宅でできるようにし、なるべく入院を減らして膨らむ医療費を削減する一助とすることが狙い。
患者は、自宅に居のまま処方薬を配達してもらいオンライン診療と組み合わせて、自宅で診察から薬の受け取りまで完結できるようになる。
20年度には同意を得た患者の健診・診察データを医療関係者が共有できる仕組みが本格的に稼働する。
上で書いたような非効率な状態の解消につながるのであればありがたい。
特に、慢性疾患で通院の場合はこれで良い部分もあるかと思う。待ってるだけで、体調が悪くなることもあるのだし。
薬の受け取りは、画面を通してで十分なような気がする。(処方箋の内容が同じであれば)
実際今でも、薬局で在庫を切らしていた場合、後日宅配便で送られてくるようなことがある。
病院で処方箋を出して、薬局へオンラインで送る。それを宅配便で送ってもらう。これで良いような気がする。
いまでも、対面を前提とした場合や高齢者の場合など、宅配サービスを行っている薬局はある。
これをもっと広げてオンラインでできるようになれば良いと思う。
では、病院の診察ではどうだろうか。
糖尿病の場合、採血(HbA1c、血糖値)と簡易尿検査は必ずやっている。これが在宅で可能かどうか。あるいは3か月に一度ではどうか。
私の場合、今は3か月に一度、肝機能、脂質など総合的な血液検査を行っている。その時に合わせて、とか。
全部オンラインでできるのであればありがたい。勤め人などは仕事を休むのにもエネルギーがかかるので。
一方、対面での診察はもちろん必要。
画面を通しての診察で、果たして顔色などの変化がわかるのかどうなのか。また、診察の過程で触診が必要になったらどうするのか。
この辺りは賛否が分かれるような気がする。
政府には、医療費削減は必要だが、それオンリーですすめて欲しくない。
合わせて、医療現場側の努力にも期待したいところ。
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非効率と言えば、入院手続き。
病院側から患者(家族同伴の場合もある)への説明が長すぎる。
医師、看護師、栄養士、薬剤師。
色々な人が入れ代わり立ち代わり部屋に入ってきて、長々と説明を聴くことになる。
一人で済ませられないのか。
あるいは、入院してからで問題ないものも含まれているのでは?
後日問題があった時、「事前に説明したでしょ?」という病院側のアリバイ作り・・なんてことはないだろうけれど・・。
病気体験メモ 回顧録