

患者自身の抗体、発症の一因 自己免疫性膵炎で京大グループ解明
患者本人の抗体が、膵臓の細胞周辺にある特定のタンパク質を攻撃していることを突き止めた。新しい診断法や治療法の開発につながる成果として、米科学誌に9日、掲載される。
患者から抽出した抗体を投与したマウスで、ヒトと同様の膵炎が発症することを確認。抗体が、膵臓内の細胞の周辺組織で接着剤的な役割を持つタンパク質「ラミニン511」を攻撃すること突き止めた。
自分は「自己免疫性膵炎」ではないのだが、気になるニュースを発見。専門的な事は良くわからない。にしても自分に関わる部分もあるかもしれないので少しだけ。
患者51人中26人がラミニン511の抗体を持っている、とあるのだがここで言う患者と言うのは「自己免疫性膵炎」の人、という事だと思う。
この抗体を持っているのは、「自己免疫性膵炎」の人だけが持っているものなのかどうか。
もし「アルコール性の慢性膵炎」とされている患者がこの抗体を持っていた場合、「アルコール性の慢性膵炎」ではなく、「自己免疫性膵炎」の可能性もあるという事になるのだろうか。
さっぱりわからないので、今後の研究に任せるしかないのだが、膵炎の診断の精度が上がることになるのなら、良い事なのではないかと思う。


それから、記事の最後の方に、「ステロイド治療」という事が書かれているのだが、少しだけググってみたらこんなものを見つけた。
プレスリリース タイトル 膵臓は再生する:自己免疫性膵炎の … –
たぶん古い内容のものだと思うのだが、「自己免疫性膵炎」について、「ステロイドで膵臓が再生する」と言った内容の研究が出ていた。
この中で、
治療前の「自己免疫性膵炎」では通常のアルコール性や特発性慢性膵炎に比べても外分泌機能(食物の消化機能)が高度に障害されていることを発見した。
とあって、「自己免疫性膵炎」というのは、今の私の様な慢性膵炎非代償期よりもひどい状態にあるという事なのだろうか。
ステロイド治療開始後に再度膵機能を評価すると、内分泌(糖尿病)・外分泌機能(食物の消化機能)ともに著しく回復していることを発見した。
そんなひどい状態で、ステロイドを投与して回復すると言うのであれば、通常の慢性膵炎ならどうなるのだろうかと思ってしまうのだが。
同時に、非代償期で繊維化石灰化などしている場合ではどうなるのかも気になるところ。


この論文の最後には、再生能力が分子レベルで解明されてくれば、慢性膵炎に対しても膵機能再生の治療法の開発が期待される旨書いてある。
一番上の記事では診断の精度、上の論文では治療法、どちらも患者としては期待してしまうところではある。


病気体験メモ 回顧録