膵炎体験メモ 回顧録

1-4.急性膵炎退院後の定期通院・経口薬変更

退院への希望

退院

入院から約2週間。医師から、退院に当たっての説明があった。

食事は
・アルコール厳禁
・脂肪の多いものは避ける
・消化の悪いものは避ける
・刺激物は避ける
他には

・とにかくアルコールはダメ。
・一回膵炎をやると癖になるので、悪くなることはあっても良くはならない。
・悪化させないことが重要で、悪化させると最悪死に至る事も。
・暫く通院し、処方された経口薬を飲むこと。
などなど。

説明を受けた後、ふと気づいた。病院に来て即入院だったので、身の回りの物は、ほとんど持ってきていない。財布にお金は数千円しか入っていない。お会計できないのでは?

銀行のキャッシュカードを持っていたので、院外へ出てお金をおろすことに。外出許可をもらい、近くのキャシュコーナーでお金をおろし、病院へ戻った。

お世話になった医師や看護師にお礼を言い、これでようやく退院となった。

「炎症を抑える薬」処方終了

診察のカルテ

月一で通院することになった。血液・尿検査、問診などが行われ、退院した時に言われたことを繰り返し言われた。経口薬は、入院時のものが処方された。

何度か通院が続いた後、経口薬の処方は、今回で最後だと言われた。これは、生活習慣を悪化させないためであるとの事。

つまり、薬を飲みながら、酒を飲む、こんな事態にならないようにするためであると。確かに。そんな状態は本末転倒である。

「脂肪を分解する薬」処方

数か月通院していたが、大きな病院であったため、病院間の負担軽減のため、別のクリニックへ転院することになった。紹介状を書いてもらい、次回の通院からはそこへ行くことになった。

ここでは、血液検査・尿検査が最初に行われ、腹部の画像検査も行われた。新たに、2種類の薬が処方された。薬の名前は憶えていないが、「脂肪を分解する薬」「胃もたれの薬」という説明を受けた。

「脂肪を分解する薬」ということは、この時点ですでに、脂肪分解用の消化酵素の分泌が不足するようになっていたのではないか。詳細はわからない。

この頃は、検査結果の数値(アミラーゼ、リパーゼなど)は、病院側から教えてもらっておらず(入院中も含め)、こちらからも積極的に聞こうとはしていなかった。